突然の介護
ばあちゃんは、じいちゃんと2人で住んでいる。
小さい頃からばあちゃん家に泊まるのが好きだった。
夏休みや冬休み、ゴールデンウィーク、平日もよく泊まりに行った。
連休の時は従姉妹たちも泊まりに来るからみんなで遊ぶのが楽しかった。
高校生になった辺りからだんだんと行かなくなって、一年に数回しかじいちゃんとばあちゃんに会わなくなった。
もともと天然なところがあるばあちゃんだったけれど少しずつ物忘れが増えてきて、たまにトイレの失敗もするようになった。
「認知症なんだって」
いつだったか母さんから聞いたけれど実感がわかなかった。
ばあちゃんは2020年の秋に足の骨を折ってしまい、それからは入院とリハビリの日々が続いた。
新型コロナウイルスの感染対策で病院の面会もほとんどできなかったから、たまに看護師さんが撮ってくれた写真や動画を見るくらいだった。
翌年の3月にリハビリも終わって退院。久しぶりに会ったばあちゃんは、かなり瘦せてしまったように感じた。
以前から足と腰が悪かったけれど歩行器などの支えがなければ自力で歩くことは難しくなってしまった。
担当の看護師さんから
「お家で前と同じような生活をすることは少し難しいから、皆さんで助けてあげてくださいね。
認知症もあるし、ご家族や周りの人の理解が必要ですよ。」
と言われた。こうして私たち家族は何の準備もしていないまま介護へと突入することになった。
退院後は週3日間デイサービスに通うようになって、それ以外の日は自宅で過ごしている。
じいちゃんとばあちゃんの2人だけで大丈夫なのか心配に思って上司に相談してみたところ、
ありがたいことにデイサービスを利用していない平日は在宅勤務の許可をもらうことができた。
でも、私も家族も介護経験ゼロで毎日がハプニングの連続。
介護をしながらの在宅勤務は大変な時もあるけれど、思わずみんなで大笑いしてしまうような出来事があったり・・・。
ごあいさつ
このブログは私たち家族のちょっとした介護奮闘記です。
ブログを見つけてくださったあなたが介護をすることになったときにちょっとでもお役に立てれば嬉しいです。
介護玄人の方は優しく見守っていただけますと幸いです。
アドバイスがあれば是非お願いします。
我が家は今日も手探りながらなんとか頑張っています!
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